お知らせ

便りのないのは無事の知らせか

2017年11月29日

便りのないのは無事の知らせという。
数ヶ月前にメールで患者から相談があり、「それは関係ないから」と答えてそのままになっていたケースがあった。
私は普段丁寧だけれど、めずらしくぶっきらぼうな対応をしたので気になってはいた。
返信がなかったので相手が不愉快に思ったかもしれない。現実世界だったらフォローが必要な案件か。
しょうがない、患者が減ることは歓迎だ。間違った事を書いたわけではない。

などと結局気にしていたのだが、非常に元気に患者は来院した。
ここからわかることは、だいたい8-9割は、便りのないのは無事の知らせである。

しかし必ず便りをくれよ、という瞬間はある。
非常に大切な事なのでここに書きますが、

「緊急入院したら、退院した時に必ず連絡ください」以上

思い出せないほど多く、退院後そのまま放置していた患者を経験している。もちろんそれにより患者にデメリットがあるのだが、なぜすぐに連絡が必要なのか。

1)例えば手術の場合、術後管理はもちろん外科の先生が上手に行うけれど、内科的に身体が大きく変化することがあり、すぐに処方を変えるべき場合が少なからずある。処方の変更は直ちにきめ細かく行うべきである。
2)退院後のフォローがされていない場合がまれにある。急性疾患で、その後の経過観察が必要であるにも関わらず、意思疎通が上手く行っていないケースがあってまずい。膵炎のあとにずっと脂肪制限されたままで胆泥が出来ている事例など。(すぐにウルソを開始して事なきを得ることもあるが、胆石が出来ている事例もあり落胆することがある)
3)患者の問題が全て解決してないときがある。診断されるべき病気がされていないなど。とりあえず入院して症状はとれても、その内容を吟味することは重要だ。

便りがなく無事だと思っていたところ無事じゃなかったケースの多くは緊急入院がらみです。
緊急はあくまでも緊急なので、そのあとが大切だという事を、みなさんが元気な時にお知らせしたいと思いました。

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